龍馬伝46話:土佐の大勝負【その武器は、どっちを向いて使う気じゃ!】

龍馬伝46話

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2022年9月14日の情報です。

この記事でわかること(目次)

史実:広島藩も大政奉還?【龍馬伝46話をもっと楽しむ】

広島藩も大政奉還?
広島藩も大政奉還?
キャベツ太郎

龍馬伝46話は、龍馬が大政奉還の建白書を、山内容堂に願いでます。

実は、土佐より先に芸州(広島)藩が建白する予定でした。

後藤象二郎が不意打ちで、徳川慶喜に大政奉還の建白書を出したので、芸州(広島)藩が建白したことは歴史から消えかけております。

参考:芸州藩はなぜ幕末史から消えた

後藤象二郎は、幕府の永井尚志(なおゆき)と連絡をとり、山内容堂の名で、10月3日、大政奉還建白書を老中板倉勝静(かつきよ)を通して将軍に提出した。ついで6日、芸州(広島)藩も建白書を提出した。

引用:日本大百科全書(ニッポニカ)「大政奉還」の解説

土佐の大勝負【龍馬伝46話の概要】

土佐の大勝負【龍馬伝46話の概要】
土佐の大勝負【龍馬伝46話の概要】
キャベツ太郎

龍馬伝46話は、龍馬が大政奉還建白書を願い出るお話です。

慶応3年(1867)9月、坂本龍馬(福山雅治)は、大政奉還の建白書をもらうため、土佐に戻ります。

龍馬が目指すは、血を流さずに徳川を政権の座から引きおろすこと

その為には、土佐の山内容堂(近藤正臣)を動かさないといけませんでした。

土佐の高知城では、龍馬が用意した最新式のミニエー銃が、次々と運び込まれます。

容堂「なんじゃあ!これは?」

後藤象二郎(青木崇高)「最新式のミニエー銃 1,000丁でございます。大殿様、薩長は今にも幕府に攻めかかろうとしちょります。戦になったら日本中が内乱となりましょう。土佐が生き残るためには、この武器が必要だがです」

容堂「その武器は、どっちを向いて使う気じゃ!

後藤「恐れながら、徳川将軍家のご意向はもはや無く、人心は幕府から離れ新しい世を望んじょります」

後藤「大殿様にお目通りさせたい者がおるがです、坂本龍馬という男でございます」

後藤「この1,000丁の銃を持ってきた男にございます!」

キャベツ太郎

龍馬という言葉で立ち止まるが、無言で立ち去っていく容堂。

後藤「今日は諦めや坂本、大殿様はそう容易うは動かせんがじゃ!」

龍馬「薩長はもう待ってはくれんがです」

後藤「分かっちゅう」

龍馬「何としても、何としても!大殿様にお会いできるよう取り計ろうてつかわさい!」

後藤「分かっちゅう!…分かちゅう」

キャベツ太郎

一方、土佐の坂本家。龍馬が実家に帰省します。

龍馬「誰かおりませんか?」

龍馬「龍馬が戻ってきたぜよ~

突然、坂本家に帰ってきた龍馬に驚く乙女(寺島しのぶ)。

龍馬「ただ今戻って参りました!乙女姉やん!」

乙女「ほんまに龍馬かえ~

龍馬「ご無沙汰しちょりました兄上」

龍馬「お龍は、こんど土佐に戻ってくる時には必ずみんなに会わせますき。兄上、実は、わしは大殿様にお願いをする為に土佐に戻ってきたがやき」

坂本権平(杉本哲太)「何を寝言いいゆう」

乙女「おまんが大殿様に会えるわけがないろう~」

龍馬「後藤象二郎様が、お取り計らい下さるそうじゃ」

乙女「後藤様!?藩の御参政と知り合いだが?

龍馬「知り合いゆうか~ 同士いうかのうっ」

一同「…(まじか…)」

キャベツ太郎

一方土佐城。

容堂「城中が騒がしいようじゃのう」

後藤「大殿様!土佐はもう時代の流れに逆らうことは出来んがです!坂本龍馬に会うて下さいませ」

容堂「どおいてわしがあの男に会わんといかんがじゃ!」

後藤「今の、今のこの!この世の中の流れを作ったがは、坂本龍馬でございます。憎みあう薩長を結びつけ土佐と薩摩との盟約を取り持ったがは…あの男だがです」

容堂「おんし…どおいてそれを黙っちょった

後藤「妬ましかったがです!妬ましかったがです!下士の分際で、叔父上、吉田東洋様に認められ、脱藩者でありながら次々と、次々と大事を成し遂げていく坂本が…妬ましかったがです

後藤「大殿様!坂本龍馬に会うて下さいませ!お願い申し上げます!」

キャベツ太郎

坂本龍馬が薩長を取り持った事実を聞いた容堂。考えが変わっていきます。

高知城に訪れる龍馬。

屋敷内で、目を閉じて静かに座る象二郎。

庭で頭を深く下げ控える龍馬。

そして、家来を従えて容堂が登場します。

容堂「おもてを上げや。久しぶりじゃの~ 坂本

龍馬「五年程前、勝麟太郎先生の書生をやっていた時、一度お目にかかって以来にございます」

容堂「おんし、土佐の脱藩者じゃということを隠して、わしに白々しい口を聞いちょったのう」

龍馬「大殿様、お願いがあります!徳川慶喜公に政権の返上をお薦めする大政奉還の建白書を書いて貰えませんろうか」

容堂「それは直訴かえ?

龍馬「はい」

容堂「直訴いうがは、受け入れられんかった時には腹を斬らんといかんがじゃ!」

龍馬「大殿様が戯言だとお思いになられたら…私はここで腹を斬るがです」

容堂「ンフフッ、ウァハハッ!おんし、自分の戯言で城下に騒ぎを起こしたのを忘れたかいっ。吉田東洋を斬ったと~ 大嘘をついたななぁ」

龍馬「あれは…武市さんを助けたかったきです!武市さんは武士の鏡でした」

容堂「あれに切腹を命じたがは、わしじゃ!おんしの仲間の下士達を殺していったのもわしじゃ!わしが憎うはないかぁ~ 坂本」

龍馬「憎いがです…下士が上士に虐げられちゅう、この土佐の有様が憎いがですっ!!

キャベツ太郎

酒も飲まず、真剣な表情で龍馬をみつめる容堂

龍馬「けんど母上は、私に教えてくれました…憎しみからは何ちゃあ生まれんと!人を憎んでもどうにもならんがです。憎むべきは!260年以上続いてきた!この国の古い仕組みじゃき!」

龍馬「大殿様、幕府も、藩も、もういらんがです。この国は新しゅう生まれ変わらんといかん。それが、それが大政奉還だがですっ!!」

容堂「将軍も、大名も消してしまうというがかっー」

龍馬「はい、武士という身分も恐らくのう無くなってしまうがです」

家来「何いぃぃぃ?!(ふざけんな)」

容堂「おんし…自分がどればぁ恐ろしいことを言いゆうか分かちゅうがか?」

龍馬「世の中が変わるいうことは、突き詰めて考えたら、今わしが言うたようなことになるですろ…この国は武士が力で治めるのではのうて、志のある者が議論を尽くして治めていくべきではないですろうか

キャベツ太郎

覚悟を決めた表情で、容堂を見る後藤

龍馬「ここに新しい日本の形が書かれちょります。どうか大殿様の御決断を、お待ち致します」

席を立って帰ろうとする容堂

後藤「御決断をっ!!御決断をっ!!」

容堂「答えや坂本、武士も大名ものうなってしもうた世の中に、何が残ると? 何が残るがじゃ!」

龍馬「日本人です。異国と堂々と渡り合う日本人が残るがです

キャベツ太郎

龍馬と後藤に、刀をしまえと伝え、立ち去っていく容堂。

一方坂本家。

龍馬「坂本家の飯が一番うまい!」

権平「そりゃそうじゃ、おまんが育った家やちの」

権平「龍馬、坂本家の家督を継いでもらえんがかえ?」

龍馬「もう少し、待ってもらえんですろうか?もうちょっとですき」

龍馬「もうちょっとでわしの大仕事が終わるがです。その時が来たら、わしは必ず…必ずこん家に戻ってきます。ほんじゃき、もうちっくと待ってください」

キャベツ太郎

不安そうに見守る乙女。この時、龍馬が何をやろうとしていたのか、乙女には分かっていたのかもしれません。

夜が明け、庭に座っている容堂と後藤。

容堂「わしが大政奉還の建白書を出して、慶喜様の怒りを買うてしもうたら、この山内家は御取り潰しになるかもしれん」

後藤「大殿様が御覚悟をもって建白されるなら、それに意を唱える家臣らは土佐には一人もおりません」

酒を一口飲み、その盃を象二郎に差し出す容堂。

容堂「武士の世を、終わらせるかい……

キャベツ太郎

容堂公は、大政奉還を決意しました。たかだか一藩を治めるに過ぎん者が、徳川将軍家に大政奉還を建白するということは、途方も無いことでした。

龍馬「まっこと、まっこと有難うございます」

容堂「おんしが持ってきた鉄砲1,000丁、土佐藩が九千両で買い上げちゃる。けんど、わしはそれを徳川様に向ける気はない!あくまでも、この土佐を守る為だけの武器じゃあ」

龍馬「有難き幸せにございます」

急に立ち上がり、龍馬の前に座りこむ容堂。

容堂「坂本、おんし、わしがぁこれを書くと信じちょったのう~。どういてじゃ?」

龍馬「それは、大殿様が、武市半平太の牢に来られたと聞いたときです」

龍馬「大殿様は、今のその御姿のように武市さんと同じ地べたに座られ、おまんはえい家来じゃったと」

武市のことを思い出す容堂。

龍馬「武市さんは、武市さんは、涙を流して喜んじょりました

ゆっくりと立ち上がって、無言のまま部屋を出て行く容堂。

「後藤様、まっこと…有難うございました」と深く頭を下げる龍馬。

キャベツ太郎

建白書をもらい、高知の桂浜で一人佇む龍馬。

乙女「龍馬っ」

龍馬「ねいやん。わしは明日、京へ発つがじゃ。いよいよじゃ、いよいよ正念場ぜよ!」

乙女「龍馬、命だけは大事にしいやぁ。決して死んではいかんぞね!

乙女「おまんの周りは、何だか敵ばかりのように思えて、私は心配でたまらんぞね」

龍馬「何を言いゆう、何を言いゆうがじゃ姉やん。大殿様はのう、わしの願いを聞いて下さったがじゃぞ。後藤様やち、今やわしの味方じゃ」

乙女「そうじゃけんど」と心配そうな乙女。

龍馬「姉やん、わしはのう、この大仕事を成し遂げたら蒸気船に乗って、お龍を連れてこの土佐に戻ってくるぜよ」

「ええっ」と笑顔になる乙女。

龍馬「約束したろう、一家を連れて世界中を見せて周ると。覚えちょりやせんかえ?」

乙女「もっちろん覚えてるき!」

龍馬「清国、インド、アフリカ、アメリカ、これがヨーロッパじゃ

龍馬「わしがねいやんらに、広い広い世界を見せてやるき。出発は来年の春じゃ。それまで楽しみに待ちょれ」

乙女「楽しみじゃ、まっこと、まっこと楽しみじゃ」

龍馬「そうじゃのう、早う春が来んかの~」

龍馬に残された時は、もう40日しかなかった。

47話に続く

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